今回、室蘭工業大学と幌清が共同で取り組むのはスマートウインドウの開発です。
ものづくり創出支援の『開発の芽育成支援事業』に採択されました。
地域の企業として、産学連携による雇用維持拡大や創出に貢献したいとの思いから、6月28日に同大と共同研究契約を締結しました。
スマートウインドウは電気、光、熱など外部からの刺激で色が変わる窓で、調光ガラスとも呼ばれており、弊社と室蘭工業大学が選んだのは温度応答性水溶液を使った技術の実用化です。
温度の上昇で水溶液が白濁する性質に着目し、同大の馬渡康輝准教授が研究を進めてきました。建築物の窓ガラスに応用できれば、気温が高い季節や時間帯に光の透過率を下げて直射日光を遮ることが可能です。冷暖費の削減につながり脱炭素にも貢献できます。
今後も事業を通じ、挑戦できる人材を育成する事、現場で積み上げてきた経験と技術を生かし新たなものづくりにつなげていきたいと思います。
実行責任者の技術企画課神野課長