01 鉄鋼業界はなぜ「オワコン」と言われるのか?
鉄鋼業界は「オワコン」ではありません。
しかし、「オワコン」と言われる背景には、3つの理由が挙げられます。
中国の市場席巻
2000年代から急成長を始めた中国が、一時期市場を大きく制覇していました。
中国は国が大きく、数の力があります。
破竹の勢いで急拡大する中国に押され、日本の鉄鋼業界の市場は縮小傾向にあり、転換期を迎えているのです。
成熟産業への先入観
鉄鋼業界は成熟産業だからこそ、新しいことへの取り組みがなさそうだと見られることが多いです。
実は、日本の鉄鋼業界の環境への取り組みは、世界的にも注目されています。
社会情勢の影響
ロシア・ウクライナ情勢により、原材料供給の不安定化や各種コストの高騰、物流制限など、生産や供給網に影響を受けています。
理由だけを見ると不安を感じる人もいるでしょう。
次章からは、鉄鋼業界の明るい未来と魅力を紹介します。
02 これからの鉄鋼業界はこう動いていく!
これからの鉄鋼業界は「環境に配慮した技術革新」「さらなる品質向上」「商品の成長」が重要なポイントになります。
環境に配慮した技術革新
鉄鋼業界は脱炭素化に向け、水素還元製鉄やカーボンリサイクルなどの製鉄技術の導入を進めています。
今後はさらに環境に配慮した方法で、生産を行なっていかなければなりません。
現在は、直接還元製鉄(石炭を使わず、水素だけで低品位の鉄鉱石を還元)の研究開発や、スクラップを電気炉で溶解する際の不純物除去の技術を開発するなどに取り組んでいます。
(参照 経済産業省「鉄鋼業を取り巻く状況について」:https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/green_steel/pdf/001_04_00.pdf)
新技術の開発が鉄鋼業界の未来を決定づける要素となり、今後のビジネスチャンスが期待されています。
さらなる品質向上
鉄鋼は、インフラ整備や老朽化対策、建設への需要などで、より高品質な鉄の生産が求められています。
また、鉄鋼業界は日本の技術力やIT、AIの発展を支える重要な役割を果たしており、その進化に伴って上質な鉄の需要がさらに見込まれるのです。
商品の成長
過去の成熟した技術を活かして、鉄の商品としての成長が見込まれています。
例えば、ハイテン(高張力鋼板)のように状態が変わっても強度が担保される鉄などは、自動車や航空機の軽量化ができるばかりでなく、商品の成長によってあらゆる産業の需要にも応えることができるようになるので、今後さらに需要が高まることが予想できます。
鉄鋼業界は、技術革新と品質向上を追求し、持続可能な未来を築いていくことを目指しています。
鉄鋼業界の将来性についてはぜひ、「【可能性大!】日本を支える「鉄鋼業界」のイマと将来性を解説します」(URL)もご覧ください。
次章は鉄鋼業界が学生にメリットがある理由を紹介します。
03 どうして学生にとって魅力なのかを教えます
鉄鋼業界は、今後さらに進化する産業であり、学生にとっては挑戦と成長の機会が豊富な魅力的な業界です。
ものづくりで、大きなプロジェクトに関わることができる
鉄鋼業界は、国の基盤のインフラや製造業の基盤を支える重要な産業です。
時代の変化とともに、技術革新や製品開発に深く関わることができます。
業界を動かし、成熟産業のあり方を変えられる可能性がある
新しい取り組みをしている企業に入れば、業界を動かすことができる可能性があります。
鉄鋼業界は成熟産業の1つですが、環境問題や省エネ技術など、新たな挑戦が求められており、試行錯誤中です。
革新的なアイデアや取り組みを実行に移すことで、業界を動かし、成熟産業のあり方を変えられるかもしれません。
働き方が見直されている
「【就活生必見!】働く環境は業界・産業で変わる!今後働きやすくなる業界・産業を紹介します」(URL)で紹介した通り、柔軟で多様な働き方が実現し始めています。
女性も働きやすくなってきており、ライフステージに合わせて働き続けられることも魅力です。
また、業界の変化や技術革新、IT化や更なる働き方の見直しなどにより、今やっている仕事の内容を変えられる可能性があります。
今学生のあなたが将来、新しい仕事や働き方を作ることができるかもしれません。
このように、鉄鋼業界は学生にとって非常に魅力的な業界なのです。
次章では、若手のうちから活躍できる日本製鉄 北日本製鉄所室蘭地区の一次協力会社「幌清」を紹介します。
04 若手のうちから活躍できる企業で働こう
幌清は創業以来、日本製鉄㈱北日本製鉄所室蘭地区製鋼工場の作業及び連続鋳造設備の機械整備などを主体に営業しています。
日鉄のグループ企業として、技術者としてのキャリアを高められる土壌があるのです。
また、資格取得をはじめとしたキャリアを後押しする制度や、技術職から総合職へのキャリアチェンジなど、若手のうちから挑戦できる環境があります。
若手が活躍している例は枚挙にいとまがありません。
・SNSや広報活動の活性化(若年層が担当)
・若い人は日鉄の技術部門に出向し、技術を得て帰るチャンスが多い
・日鉄の技能トライアスロンで優勝した人がいる
・意欲が高い人が多く、キャリアチェンジを利用する層が多い
ぜひ、採用サイト(https://www.kosei-kk.co.jp/new-graduation/)もご覧ください。
若手社員がいきいきと活躍している様子がうかがえます。
05 まとめ
この記事では、鉄鋼業界のリアルな現状と、これからの業界を解説しました。
鉄鋼業界は「オワコン」ではありませんが、
・中国の市場席巻
・成熟産業への先入観
・社会情勢の影響
の3つの理由から、オワコンと思ってしまう人もいます。
実際には、鉄鋼業界の未来は明るく、今後さらに進化する産業です。
これからの鉄鋼業界は「環境に配慮した技術革新」「さらなる品質向上」「商品の成長」が重要なポイントになります。
また、鉄鋼業界は、学生にとっては挑戦と成長の機会が豊富な魅力的な業界です。
日本製鉄 北日本製鉄所室蘭地区の一次協力会社である「幌清」は、若手のうちからさまざまな活躍ができます。
幌清は技と情熱を持ち、新しい挑戦を続けている、老若男女問わず活躍できる会社です。
あなたも若いうちから活躍し、業界を動かす一人になりませんか?
ぜひ、エントリーをお待ちしています。
※エントリーはこちら(https://www.kosei-kk.co.jp/recruit/info/?data=1)